LIBERA

分かる人にはわかる

9月も本日で終わりですね^^

本日は、久々に、美容師魂を燃え上がらせて頂けるお客様がご来店くださいました。

私はもともと、京都大丸の横のサロンで修業をしておりまして、

18年前といいますと、バブルがはじける前、

まだ、京都の呉服問屋も今のような形ではなかった頃のお話です。

私の修行させていただいたサロンは、

シャンプーブローに毎日のようにご来店くださる奥様がおられたり、

毎週シャンプーブローにご来店くださるお客様がおられたりと

とてもシャンプーブローの多いお店でした。

そのお店で修業をさせて頂いたのですが、

そのお店の先生のこだわりが、

ブローブラシです。

最近は、ほぼ乾いた状態でロールブラシを使って

形だけ整えるブローが多いと思うのですが、

私の師匠は、濡れ髪をデンマンブラシでしっかり根元の矯正をするように

教えてくださいました。

髪の毛は、濡れている状態から乾く瞬間に形が決まります。

乾いた状態からブローしても、お風呂に入った時にはお風呂の湿気を吸い込み

形が変わってしまいます。

でも、髪の水分を適切にのこして、ブローすれば、お風呂の湿気でも負けることはありません。

そんな修行をさせていただきました。

その修行の成果は、

この仕事の中で、いつもありがたいと実感しております。

今でもシャンプーブローに対して、

こだわりをお持ちのお客様は多くおられると思います。

でも、最近の若い美容師さんは小手先の形を作る仕事にばかりとらわれて、

そういった技術を身に着ける機会を持っていないような気がします。

この業界、カット、カラー、パーマの講習は多いと思います。

確かに、カットでうまく形を整えれば、ブローいらずの髪型も多いと思います。

アップセットの講習会も数多くあると思います。

でも、ブローに特化した講習会はあまり見たことがありません。

きっと、講習会を開いても、美容師さんがあまり集まらないからだと思います。

だから、最近の美容師さんのブロー技術の幅が狭くなっているのだと思います。

今でも、ご自身で頭を洗う事がなく、サロンでのみシャンプーブローをされるお客様は

多くおられると思います。

本日のお客様は、その当時を思い出す雰囲気を醸し出しておられましたので、

「ブローは何日もたすようにさせて頂きましょうか?」

と尋ねてみました。

「2日持てばいいわ。」

とおっしゃいました。

久しぶりです。

2日もたせてというオーダー。

ワクワクしました。

しかも、お急ぎということで、短時間でやりがいのある仕事をさせて頂くチャンスを頂きました。

私自身、過去最高は1週間持たせてというお客様を担当させて頂いておりました。

そのお客様はきっと、数多くのサロンでシャンプーブローを経験されていたのでしょう。

その中で、本物のお仕事をされる先生もおられたことだと思います。

私が、ブローを始めた時に、

私の経歴をお尋ねになられました。

最近の若い美容師さんにはない技術をもっているとお褒め頂きました。

ここ数年、デンマンブローですべての形を作ることに対して、

お客様から尋ねて頂く事はなかったのですが、

このお客様は、きっと私のブローと価値観があったのだと思います。

とても上手だと褒めてくださいました。

純粋に嬉しかったです。

美容師さんはそれぞれ、自分のお仕事に誇りを持っておられると思います。

ただし、その技術は、自己満足のためにあるのではなく

お客様満足の為にあるということ

お客様から要望があった時、

それにこたえることが出来るかどうかが日常の訓練なのだと思います。

どうか、美容師さんのブロー技術が

もっと向上し、小手先の形を作るだけのお仕事にならないようにと痛感した一日でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です